友部正人の熱

  週末は
 なぜか、偶然に
 アコースティック・ギタ−の方の三連ちゃん



 大塚まさじ
 岸部眞明(インスト)
 そして、今夜が友部正人さん



 僕は、じつは
 ギタ−で歌うのって
 懐疑的に思うとこもあるんです



 そういうのはダメだ、とか
 そういう否定的意味合いは、まったくありません。


 でも、ギタ−弾いて自作の歌を歌う
 それを見る


 これは、なんなんだろう、と
 素朴に不思議に思うんです


 そのくせ
 先日の大塚さんにも、今夜の友部さんにも
 ウルウルしながら見てしまう


 歌って、そういうことなんだな、って
 見る度に、それに気づく(^^;;


 
 友部正人さん
 終始熱かった、、
 こんなに全力疾走を続ける友部さん
 初めてみたかも、、


 前半、クールに
 後半とか、アンコールで
 いきなり、、イっちゃう、っていうのは
 見慣れてるんだけど

 
 なんか振り絞るようなライブでした


 幾度か、一人で拳を振り上げ
 胸が熱く疼きました(^^;;



 友部さんといると
 なんか舞い上がるんですよ
 見透かされてるみたいで(^-^)

 友部さんの淡々と重心が低いイメージが
 こちらのプレッシャ(^-^)

 少しずつ慣れて来たけど、、(^^;;



 詩人というにはあまりにも熱い
 でも、あの熱さが、言葉を生むんだろうなって思った夜でした


 詩は音楽、言葉は音楽

 
 以前 一緒にちょっとだけ
 ユニットしたことがあるギタリストが 


 フォーク系の人を差して
 「そんなに言葉が大事なら、朗読したらいいやん
 コードだけの弾き語りなんて音楽とは思わん」
 って、クソな事言ってたので



 音楽を語るなら、
 西洋系軽音楽の狭い教養でのみ考えず
 もう少し視野を広げてからにしましょう
 、、とか、内心アドバイスしてました、、が。



 音楽って、、
 弾き語り、シンプルな演奏そして言葉


 これだけで成立し、発展してきてる例
 枚挙にいとまなしです

 


 言葉を旋律で、リズムで装飾していく
  もっとも、伝統的で、核心をつく音楽やと思います


 言葉は、もっとも熱くなれるリズムであります



 友部さんの音楽は
 言葉と一緒に舞い上がり加速していく


 時々、中央線が空を飛んでる景色が浮かぶんですよ
 古いアパートの階段の
 ちょっとした暗がり、とか、、



 そんな内心の風景から流れて来る音楽は
 とっても素敵です